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Earth on Edge アントレプレナー育成コンソーシアム


縁あって昨年から、東北大学など6大学がメンバーとなっている起業支援コンソーシアムの外部評価委員を務めており、今日は運営員会に参加しました。会場は札幌でしたが、オンラインでもOKということで甲府の事務所から参加しました。誠に便利になったものです。


何度も言いますが、私が学生の頃に「起業」という選択肢は皆無で、親の事業を引き継ぐかよほどの変わり者以外は、とりあえず大企業を志望し、その中でキャリアを積んでいくことしか考えませんでした。

時代が変わり閉塞感漂う日本にあって、これからの日本を支える新たな産業を生み出すことが切望され、大学もその一端を担うことになっているわけです。

各大学ごとに頭を振り絞って起業教育のプログラムを考案し、精力的に活動していることに感動を覚えます。


実際にこのプログラムからユニコーンが生まれる確率は高くないでしょうが、それはプログラムが悪いわけではなく、元々千三つというかそれ以下の確率を少しでも上るための活動であるわけです。なにもしなければ、年間数件しか出てこない起業数を数倍に増やし、1000億円事業が生まれる確率が例えば学生一人あたり年間10ppm(10万分の一)だったものを、50ppmに上げるといった地道な効果は間違いなくあるでしょう。


しかし3年や5年で新事業が1000億円になるわけもなく、たとえば15年かかったとして、しかも創業者のキャラクターやら創業メンバー間の相互作用やらその間の社会環境変化の要因効果の方が圧倒的に大きくて、教育プログラムの効果をマスクしてしまうでしょう。


それでも京都大学のプログラム修了生が創業したEXAWIZARDSという会社が、12月23日マザーズ上場予定で企業価値800億円と推定されているという報告があり驚きました。教育プログラム自体は事業成長の充分条件でも必要条件でもないでしょうが、なんらかの加速要素となっている可能性は大です。


このコンソーシアムから将来的に大きな事業が生まれると期待し、私なりにサポートして参ります。

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