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論語と算盤

大河ドラマで観ているせいもあって、このところ渋沢栄一に注目していますが、知れば知るほどすごい人物だったことが分かります。

武士のように志だけ高くても世の中を動かせないし、お金だけ持っていても悪徳商人は社会が支持しません。

志を持って社会に役立つ事業を起こし、運営し、しっかり利益を上げて、それを次の事業に投資する。

これが良いことは自明ながら、実践は難しく、ついついどちらかに傾いてしまいがちなところを、渋沢栄一は見事に両立しています。

近年Sustainableな社会であることを非常に重要視していますが、百年以上前にこれを看破していたことだけでもすごいことです。


強力な欧米の支配から逃れてアジア各国が繁栄を目指した中で、現在の日本があるのは、いくつかの幸運もあるものの、時勢を見極めた渋沢栄一の奮闘が大きな要因だったと思えます。


論語と算盤の原本でもいいですが、手始めに漫画で親近感を持ってください。


自分の身に映してみるならば、ものづくり.comを立ち上げて多少なりの資財を得たからには、これを次代の起業家に出資してさらに大きな事業創成の礎にしてもらうことと、ここまでの事業成長の経験・ノウハウを彼らに活かしてもらうことで、渋沢栄一には到底及ばないですが、一万分の一レベルで、残り少ない余生を捧げたいものです。


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